2011.09.09
今日はちょっと趣向を変えて。撮影練習です(棒
透明感を切り口にワインボトルの撮影です。
ボトルはInniskillin Vidal 2006。去年の秋にモントリオールで買ってきたアイスワインですね。デザートワインの王様ですが、むしろ甘すぎて単体で飲むか、チョコやケーキと一緒に楽しむくらいしかできませんががががが。
閑話休題
今回のテーマは
・切り抜きして加工することを前提とした素材撮影
・ボトルの透明感を大事に
・商品撮影っぽく(あくまで「ぽく」)
といったところです。
濃色系ボトルで透明感を出すのはけっこう大変ですね。
商品写真撮影の基本の「き」ですが、実際にやると結構大変なのです。
なにより奥行きのスペースが結構必要になるので、狭い我が家ではそれこそ至難なのですorz
で、いわゆる「セオリー」としては
・透過光で透明感
・ボトルにキレイなハイライトを入れる
・白トビ背景(実際はぎりぎりで白トビさせない)から切り抜けるようにボトルのエッジは黒く締める
ということですね。
で透過光にするのでカメラ・レンズの逆光対策も実は大事だったりします。一番上の写真でボトルが右寄りになっているのは、実は写真の中央付近に逆光によるフレア・ゴーストが出てしまっているので、それを避けるために被写体が歪まない程度に中央からズラしています。
で、ここから習作です。
右のような配置で撮影したのがコチラ。
・透明感を出すために乳半アクリルの後ろから1灯
・ボトルのエッジへ黒い映り込みをさせる黒ケントを配置してエッジを締める
・ボトルへのハイライトのために左からスリット状の光を入れる
といったところでしょうか。基本的に2灯あれば事足ります。
本当は、長く垂らしたユポや紗幕でディフューズした光をハイライトとしていれるとキレイに縦長になるのですが、撮影スペースの関係上断念。代わりにスリット状に黒ケントで囲ったソフトボックス(60×90cm)でハイライト入れです。なので、ボトルの首あたりで不連続なハイライトになってしまっていますね。残念ポイントその1。
反面、ラベルは向かって右側が光量不足でよく読み取れなくなっています。これではよろしくないので、ラベルは別撮りしてしっかり細部まで写るようにします。
で、こちらがラベル用の別撮り素材。
こちらはボトルへのハイライトが若干太め。ただしラベルはしっかり見えています。汚いけど。
これはこれでアリですが、個人的にはハイライト細めが好みなので、これをラベル素材として切り抜いて合成素材としてみます。
で、これら2つを簡単に合成してみると
こんな感じになります。切り抜きは適当なので細部は見ないでくださいおねがいしますorz
ラベル周りはハイライト太めなので、ボトルとラベルのハイライトのつながりが違って不自然ですね。もうちょっとツメたほうがよかったけど、もう面倒だからやりません(ぇ
全体的なプロセスとしてはこんな感じになる、はず。
で透過光を入れないと、下のような感じに。
まあこれはこれでいろいろ弄れるのですが、ちょっと黒が潰れ気味で気持ちわるいですね。
ということで、ボトル撮影の習作その1でした。
次はボトル撮影の習作その2です。明日かな?
関連タグ:Icewine
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