2012.05.10
一昨年大変重宝したWiMAXのROVER WiMAX。
気がついたら親会社のClearwireに巻き取られていてサービス終了していたのが去年の秋。
それからは、Clearブランドになってしまってプリペイド&短期のWIMAXを買うのがいろいろと大変だったのですが、今年の1月にClear Voygerという機種がプリペイド・縛り無し$99で販売されはじめて、ようやく風向きが旅行者に優しくになりました。
ということで、実際に試してみました。
や、実際は3月には本体をBestBuyで買っていたのですが、電波状況が良くないところにいたのでアクチベーションできなかったんですよね。
そこにいくと、さすがシリコンバレーの中心地サンノゼ。バリバリWiMAXが入るので、今回使ってみている次第です。
かなり小さくてのっぺりとした外観です。
一般的な名刺の短辺よりちょっと大きいくらいの6cm角正方形で厚みも1cmちょい。
そのサイズなので、インタフェースもかなりシンプル。
電源ボタンと、電源インジケータ、WiFiインジケータ、4G(WiMAX)インジケータ、そして反対側にmicroUSBの端子があるだけです。
でも公称6時間は持つというバッテリー付きのWiFiホットスポットで、同時に8ユーザーまで接続可能です。
これが$99.99で買えて、費用も1日プラン$9.99、1週間プラン$24.99、当然データ転送量無制限と旅行者にはお手頃なデバイスです。
が、一つだけ問題が。
日本のクレジットカードは通りません。
アメリカのクレジットカードorデビットカードが必須です。
Payment informationでクレジットカードの番号と登録郵便番号をチェックしています。
日本の郵便番号を入れても米国からは正当性とクレジットカード番号との同一性をチェックできないので、はねられてしまうんですね。
これを回避するにはプリペイドVISA/Masterカード―ギフト用として売っています―をスーパーやコンビニで買ってそれを支払いカードとして使う必要があります。
プリペイドカードはオンラインで利用する前にインターネットで登録する必要があるのですが、その際に滞在ホテル等の住所・郵便番号で登録すると、カード番号と米国内郵便番号が紐付けられます。
こうすれば、Clearのいやらしい支払いシステムをクリアできます。
それ以外にも米国クレジットカードなどしか受け付けないオンラインサービスがあったりするので、そこでも使えますね。例えば、iTunes Storeとか。
ともあれ、プリペイドデビットカードを使うということが、Clear WiMAXを海外旅行者が使う際の一番のポイントですね。
プリペイドVISAカードなどはこういった用途以外にも普通のお買い物や食事でクレジットカード感覚で使えるので、大きめの金額(最大$200)のを買っておいていろいろ使うというスタイルが無難でしょうか。残額には注意しないといけませんが。
ちなみに速度は
下り~8Mbps
上り~0.5Mbps
くらい。公称では15Mbps/1.5Mbpsらしいのですが、これだけ出れば十分速いですね。ホテルのネットよりも速いので使い勝手抜群です。
そして、肝心のバッテリーもつなぎっぱなしで4時間くらいは持ちました。公称6時間(1850mAh)で4時間持つのは立派です。eneloop mobile boosterなどを常備しておけば出先では1日余裕で持ちそうですし、当然充電しながらの利用もできるので、ホテルでは充電しながら窓際にでもおいておけば電波も電源もバッチリで、至れり尽くせり。
アメリカ、とくに西海岸では重宝しそうです。
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